講師インタビュー 第12回 石井俊充さん

 

 

 

「新体道 ~からだの自然性を蘇らせ真理を学ぶ」

 

石井俊充先生(NP O法人 新体道 首席師範)インタビュー

 

 

 先日、久保隆司会長と私:長谷川智で、新体道の石井俊充先生にお話を伺ってきました。待ち合わせの地下鉄改札口を颯爽と抜けて、まっすぐに私に向かって歩いていらっしゃるお姿が、とても爽やかで軽やかなスタートとなりました。

 

 

 

長谷川) 本日はお忙しい中、お時間をとって頂きまして、どうもありがとうございます。本日は、石井先生の新体道との出会い、新体道の魅力、ソマティックフェスタ当日の講座内容等について、お話をお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

久保) どうぞよろしくお願いいたします。

 

石井) こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

 

長谷川) さっそく本題に入らせて頂きます。今回、私がソマティックフェスタにぜひ新体道をと思い 青木宏之先生(新体道の創始者)にお願いして、石井先生をご紹介頂きました。

と言いますのは、1992年に宝島社から出た「ボディーワーク、セラピー   ~からだとこころのバランスを整える36の方法(セラピー)」という本に、日本の武道の中で唯一  新体道が、紹介されていました。ボディーワークの側からは、新体道は日本のボディーワークの草分け的存在と見ているのです。

 

久保) 新体道の皆さんに、ボディーワークという意識はあるのですか?

 

石井) はい、武道では説明しきれないところがあります。言うなれば体技(たいぎ)なんですが、その言葉もなかなか一般的ではないし、体操と言うのもちょっと・・・、瞑想でもいいんですが体でやることだし ・・・、ということで、最近一般名詞化してきたボディーワークというのがピッタリくるかなと思っています。

 

長谷川) 身心の技術ですね。

 

久保) もともとは、格闘技なのですか?

 

石井) 分かりやすく言うと空手そして合気柔術がベースとなっています。新体道というのは、1960年代に、青木宏之師が、空手道、合気柔術の他、様々な修行法、洋の東西を問わず芸術、宗教などをべースに創始された心身開発法です。体の使い方だけでなく、道を拓く。人生をより良くするために、その人そのものが輝く道を追求するものです。その手段として体を使っていると言ってもいいと思います。体を使うことで絵に描いたモチにならず実際に検証することにもなります。(詳しくは、新体道ホームページ http://www.shintaido.com/ をご参照下さい。)

 

長谷川) 新体道との出会いについてお聞かせ下さい。

 

石井) 私が大学に入った頃は、ちょうど格闘技ブームと気ブームが盛り上がっていました。そんな中で、何か健康に良いことをやりたいと思っていたところ、大学のサークルに新体道棒術部というのがあったのです。棒術部なのに空手も合気柔術もやる。面白そうだなと思って参加したら、すごく明るくて、気持ち良かった。ものすごく体を使っているんだけど、強制感がない。いつ練習を休んでもいいという自由な雰囲気でした。すごく気持ちが 楽になって、体も楽になっていく稽古でした。これ面白いなと思い、続けるうちに、青木師のことや、新体道の本質を知るようになりました。ますますその素晴らしさ、奥深さに触れ、熱中していきました。そして、卒業後も、仕事は普通のサラリーマンなんですが、変わらず新体道を続けています。

 

長谷川) 今は、青木先生から受け継がれて、石井先生が新体道の代表をなさっていらっしゃるのですよね。

 

石井) はい、何人かの先輩を経て、今は私が代表を務めさせて頂いています。

 

長谷川) お仕事もお忙しいでしょうに、そこまでして新体道を続けていらっしゃる理由はどこにあるのですか?

 

石井) 稽古の後の疲れ方が違う。ものすごく体を使って、バタッと倒れる、ではなく空っぽになってそこから何か涌いてくる。すごく気持ち良い。日常のいろいろな問題があっても、稽古が終わると「よし、いっちょやってやろう」と、稽古の前と後で事態が変わる訳ではないが、取り組むこちらの心が変わる、体も変わるんです。

もちろん、身体操作的な面白さもあるのですが、それだけではない。様々な心身開発法をしていくと、我が出る、それを捨てる、を繰り返します。やっている間に、体が抜けてフロー状態に入っていきます。その上で、基本技をやり、組手で相手と対すると、自分自身の内面のエネルギーの流れ、人との気持ちや力のやり取り、そしてもっと大きなエネルギーとの交流を感じられるようになります。

 

長谷川) 新体道というと、剣を持って浜辺を思い切り走っているイメージなんですが。

 

石井) そうですね。例えば初めは、ジャリジャリと感じられていた砂が、だんだん心地よくなってきて、その砂の一粒一粒が愛おしくきれいに見えてきます。自然、そしてもっと大きな宇宙エネルギーとの繋がりを感じられるようになっていきます。

と言っても、自然の中でしかそれを感じられない訳ではなく、都会の中に居ながらにして自然に戻れる。私達の体そのものが、究極の自然ですから。 そういうしっかりとした体系が構築されています。

 

久保) ソマティックフェスタでは、どんなことをやって頂けますでしょう。

 

石井) 今回は、数ある技の中から瞑想組手わかめ体操を中心に行おうと思っています。わかめが海底でゆらめく動きを体現して頂くことで、力を抜き、体の自然性を甦らせ、人と人とが融和するとは、自然、宇宙の大生命エネルギーと融和するとはどういうことかという太古から現代を貫く真理を  体を通してやさしく学んで頂きます。

その先、武道的なものに展開していくかどうかを迷っているのですが、いかがでしょう。

 

長谷川) 私が武道を選んだ理由は、単に体を上手に使うだけでなく、武道を通して心を 極めていく感じを実感したかったからです。私としては、ぜひ武道への展開をお願いしたいと思います。

ソマティック関係の方達は、武道の経験はなくても、体のセンスがいい方達です。心も体もオープンで、いろいろなことに挑戦して下さいます。昨年も武道的な講座が人気でした。武道的な展開も、十分適応して頂けると思います。

 

石井) ありがとうございます。背中を押して頂いたようで、心強いです。

今回のお話で、身心一如を目指す皆さんの活動と私達新体道の活動が、思いを同じくすることがわかりました。当日に向け、更に内容を吟味してみます。

ご期待に添えるよう、フルスイングで臨みたいと思います。

 

久保 ・長谷川) ありがとうございました。ソマティックフェスタ当日を楽しみにしております。

 

( インタビュアー  久保隆司、長谷川智)

 

 

 

 

 

ソマティックフェスタ2017 9月29日(金)

 

 

 

新体道 〜からだの自然性を蘇らせ真理を学ぶ      

 

カルチャー棟4F 中練習室42     12:45~14:30

 

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https://spnworkshop.handcrafted.jp/items/7158631

 

 

 

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター  カルチャー棟

 

 

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