【身体教育】ソマティック・エデュケーション②


ルーベンフェルド・シナジーメソッド


ルベンフェルド・シナジーメソッド(The Rubenfeld Synergy Method)とは、イラーナ・ルベンフェルドが開発したメソッド。セラピストはクライアントの身体に触れながら、問いかけをしていくのが特徴。


エサレン・ボディワーク


アメリカ・カリフォルニアのエサレン研究所で生まれたマッサージメソッド。複数のセラピストたちによって形作られていった。スウェディシュマッサージをベースに、カリフォルニアの波のようなロングストロークを全身に行いながら、肩や腰などへのアプローチを行っていく。ストレッチやムーブメントなどの多彩なアプローチが特徴的であるが、それと共に、タッチの感覚やセラピー時の施術者の意識について教育を行い、身体の“気づき”にも重きを置くところが、ソマティック的でもある。


ボディ・マインド・センタリング

 

ボニー・コーエンによって開発されたソマティックワーク。一人称的な解剖学のワークとも言える。


野口整体

 

野口晴哉(1911-1976)が開発した日本の整体法。クライアントの身体(主に脊椎沿い)に触れて、身体に生命エネルギーを送る「愉気法」と、身体を思うままに動かして、自発的に生命力を開花させる「活元運動」などのメソッドのほか、潜在意識教育、体癖論などさまざまな教えがある。このメソッドを元に、さまざまな整体の流派が生まれており、日本の整体や身体観に大きな影響を与えている。

 

主な参考図書

『整体入門』(筑摩書房、2002)

『風邪の効用』(筑摩書房、2003)



野口体操

 

東京藝術大学名誉教授の野口三千三(1914―1998)が創始した、身体の使い方を変える教育法。身体とは個体ではなく、「液体」として捉えるべきであるとし、その流動性が損なわれないよう、余分な力を使わずに、力みのない動作を行う。さまざまな技法はあるが、名称をつけられていない。その理論や技法は、演劇やダンスなどの芸術活動のほか、子供の教育においても活用されている。

 

主な参考図書:

『からだに貞く』(春秋社、2016)

『原初生命体としての人間−野口体操の理論』(岩波現代文庫、2003)



ラバン身体動作表現理論

 

ラバン身体動作表現理論(Laban Movement Analysis)とは、オーストリアのダンサー兼ダンス理論家のルドルフ・フォン・ラバン(1879―1958)らが開発したダンス理論。ダーウィンが発表した動物の身体表現の構造に関する理論をもとに、心の状態と動きの相関関係を規定。身体動作は大きくわけて、「戦闘(攻撃)形態=活発で力強い動き」「陶酔形態=受動的でやわらかい動き」の2形態があるとし、武術の動きやエネルギーの使い方から、ダンスの振り付けなどに活かす独自の理論を築き上げた。

 

主な参考図書:

『身体運動の習得』(白水社、1985)



オーセンティック・ムーヴメント

 

メアリー・ホワイトハウス(1911―1979)が、ユング心理学のアクティヴ・イマジネーション(能動的想像法)の具体的な技法として開発。


ビオダンサ

 

スペイン語で"生命のダンス"を意味する「ビオダンサ(Biodanza)」は、 南米チリの医療人類学者のロランド・T・アラネーダ(1924―2010)が創始したダンスセラピー。「言語を超えた、ユニバーサルで有機的な音楽」と「自由な身体の動き」、「グループになってのダンス」を通して、生命力、セクシュアリティ、創造性、情愛、超越性を回復させていく。


ファイブリズム

 

メファイブリズム(5Rhythms)とは、アメリカのガブリエル・ロス(1941―2012)によってダンスアプローチ。1.フローイング(水や空気、生命力の流れ)、2.スタッカート(小刻みの直線的な動作)、3.カオス(火山の噴火などすさまじいエネルギー)、4.リリカル(かわいらしくユーモラスな音楽と動作)、5.スティルネス(静寂性、荘厳性)という5タイプの音楽を、自由に踊っていくことで、心身の統合を図ることを目的としている。このメソッドは、「動く瞑想」とも言われている。